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1ー3
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幼い頃から成人するまでずっと、傍に仕えてきたが…。
羅淡様は他の神子達と肩を並べるくらい成長した。
「羅淡様?」
小さな声で翼が名を呼ぶ。
「やっと口を開いたか、翼…」
「い、今言った…そ、その…」
「エロ声大会の事か?」
「…はい」
とてつもなく嫌な予感がしてならない。
『エロ声大会』と耳にした瞬間、背筋から全身にかけて寒気が走った。
「志の提案で、な。誰が一番、エロい声かを競うらしい。無論、翼も参加らしい…」
「ななななっ」
鳴呼、母よ。
ご自分が暇だからって…。
要らん発想を無理に通したんですね。
「む、無理です!父上だったら日頃から母上に鳴かされているからいけるかも知れませんが、僕は…」
顔を真っ赤にしながら訴える翼。
欲求不満の他人に愛らしい声を聞かせるなど言語道断と言ってやりたいですが、提案者が母親なのは痛いです。
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