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0-15 憎い
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その子は踵を返し、玄関に向かって行く。
「合鍵は、ここに置いてくから…」
そんな言葉を残して。
「ちょっ、ちょっと待てよリン…!」
一哉はすごい速さでズボンだけ履いて、彼を追い掛けて行く。
「リン!嘘だろ!?」
「っ、離して!」
ここからじゃ、玄関にいる2人の様子はみえなくて、だけどどんな状態なのか、想像できてしまう自分が憎い。
「リン、別れるなんて言うなよ…!」
一哉がどれだけ必死な顔をしているのか、想像できてしまう自分が、憎い。
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