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1-6 嘘
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「だからあ、ずっとかわいいと思ってた、て言われたのお。うう、なんか恥ずかしいんですけど...自分でそんなこと言うなんてえ」
「いつから好きだって?」
「秋、くらいて言ってたけどお」
「おおお!見る目があるね!匠ちゃんがどんどんかわいくなっていったのもそこらへんだった!」
どきり、とした。
秋。
僕が誓いを立てたのも、たしか秋だったな、と思い出す。
この話し方を始めたのも。
「今まであんまり話したことなかったけどさ、話してみたらのーんびりふわふわでかわいい子だなって思ったよ!」
「うふふ、ありがとお」
「わー!かわいい!その顔にその声にそのしゃべり方!最高!」
満足気にメロンソーダを飲み干したのむちゃんは、にっこり(というか、にやにや?)笑った。
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