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1-29 食堂
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変わらない日常、変わらない自分。
過去から目を背けても、そこに未来などあるはずがなくて。
「結局さー、適当にやるのが一番じゃない?」
「いっちー、ラーメンの汁とんだんだけど!」
「悪い悪い」
「悪いと思ってないでしょ!」
「まあまあ、のむちゃん落ち着いてえ?」
入学してから1ヶ月が経った。
やっとこの無駄な敷地の広さに慣れてきたところです。
今は食堂…なんだかそう呼ぶのが憚れるようなお洒落な装飾がなされているところで夜ご飯を食べています。
クラスは離れちゃったけれど、いっちーとはたまにご飯を食べたり、お部屋に遊びに行ったり、そんな関係。
今日は久しぶりに食堂のご飯を食べています。
いつもはちゃんと自炊しているから、本当に珍しいのだけれど。
僕のおうちは平々凡々な家柄なので、毎晩こんな豪華なご飯食べてたら破産するよ!
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