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1-31 いっちーの謎
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「でも僕思うんだけどお、宝探しって生徒会の皆様にとって一番負担が少ないんじゃない?
のむちゃんがよく教えてくれる"オウドウ"だと、球技大会や鬼ごっこもあるけどお、宝探しが一番楽な気がするもんー」
「そうかなぁ?」
「球技大会ならぁ、スケジュール決めたりい、道具そろえたりい、審判とかチームとか役割決めたりい、いろいろやることがあるでしょお?」
「たしかに意外にやること多いね!」
「そおそお、鬼ごっこだとお、生徒会の皆様vs僕たち、になったら生徒会の皆様も当日のお仕事多いじゃない?」
「なるほど。それで、宝探し、か。でももしかしたら、俺たちに楽しんでもらおうって考え抜いた結果かもよ?」
「いっちーの言う通り、それもあるかもしれないけどお、あの生徒会長のことだから、面倒事はきらいだとおもうんだよねえ」
「"あの"生徒会長って?菩薩って噂の生徒会長?」
「あ!いっちーは知らないんだっけ!匠ちゃんね、園田会長苦手なの!なんでだとおもう?実はね!前にキ」
「わーわーわーわーわーのむちゃぁあああん」
「え、橋本、会長にキスされたの!?」
「遮ったのになんでわかるの?!いっちーエスパー?!」
「野村の目がキラキラしてたからなんとなく?」
そうだ忘れてた、いっちーはのむちゃんのストッパー兼、通訳でした。
いっちーはズズズ、とラーメンの汁を最後まで飲んで、満足そうに頷いた。
次、食堂に来たときにはラーメンにしてみようかな、なんて思ってしまうくらい、おいしそうに完食したいっちー。
この細い身体のどこに豪華な具だくさんラーメンが入っているのかは、永遠の謎です。
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