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1-32 きゃー
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「もう、その話はいいのー!いっちー、相変わらずよく食べるねえ」
「まぁな、成長期だから」
「匠ちゃん、話題の変え方雑!そういえばいっちー、もしかしてまた身長伸びた?」
「うん、伸びた伸びた。あとは筋肉もっとつけろって先輩に言われてる」
たしかにいっちーは体の線が細い。先輩というのは、たぶんいっちーがこの前入ったバスケ部の先輩のことだとおもう。
「そういえば今度、他校との練習試合があってさ。応援来てくれない?」
「行くー!もしかしていっちー、その試合出られるのお?」
「とーぜん。実力主義だから学年関係ないんだよな」
「ヒューヒュー!いっちーかっこいー!」
「ヒューヒューって…のむちゃん、古いよお……あ、来た。いっちー、のむちゃん、耳ふさいで」
「いえっす」
「「「キャーーーーー!!!」」」
のむちゃんといっちーが頷いた瞬間、食堂を揺らすような歓声が響いた。毎度、この声は体のどこから出ているのって思ってしまうよ。
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