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2-4 がんばれ!
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試合途中、ホイッスルが鳴ってみんながぞろぞろとゴール側に集まり始めた。
「何が始まるのお?」
「フリースローだよ、匠ちゃんバスケのルール知らないでしょ」
「あそこにボールを入れる!」
「はいはい、うちの学校がファウルしちゃったみたいだよ」
鮮やかにスルーされましたけど!
「うげ、一哉だあ、投げるの」
はずれろ!神様お願い!はずれろ!!
「あ、一哉くん失敗した!」
「わあい、神様ありがとお」
「匠ちゃん、神様に何頼んでんのさ。むしろ悪魔に魂売る行為じゃない?ソレ」
「ふふん、いっちーが勝てれば何でもいいんだもーん。」
「この小悪魔め!」
2投目。一哉がボールを構えた。
はずれろ!はずれろー!
ボールが手を離れた瞬間、いっちーがパッとゴール下に走った。思わず柵を掴む手に力がこもる。
「がんばれいっちぃーーーー!」
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