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親衛隊総隊長の部屋 彼方side
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親衛隊総隊長の部屋の前まで来たけどどうしよう...
インターホン押しづらい...!
今まで失礼な態度とってたし...
でもここまで来たんだから勇気出さないと!
ピンポーン
「ハーイ☆.................え?」
「き...ちゃ......た...」(来ちゃった)
「どうかされたんですかぁ?」
「たお......た...きい...た...ら」(倒れたって聞いたから)
「もう大丈夫ですよぉ♪
心配して下さりありがとうございまーす☆」
...やっぱり
やっぱり親衛隊総隊長は僕がゆっくり話さなくても何を言っているのか分かるんだ...
「な...か......い...て」(中入れて)
「何にもないですよぉ?」
「い...い」(いい)
「...どうぞぉ☆」
部屋の中に入る
「...え?」
本当に何も無い
必要最低限な物しか置かれていない
この学園は全寮制でどの部屋も間取りは同じ
だから見慣れているはず
なのに、何もなさすぎて自分の部屋と同じ作りとは思えない
キッチンに入ってみる
使った形跡が無い
セフレの所で食べているのか?
親衛隊総隊長の寝室に入ってみる
あれ?
ここからは親衛隊総隊長の匂いしかしない
それに毎日使っているような気がする
やっぱり噂とは全然違う人だったんだ...
「書記様ー
お茶入れましたけどぉ飲みますかぁ?」
「う...ん!」
僕は親衛隊総隊長のいるリビングに向かう
「紅茶飲めますかぁ?」
「...ん...す......き」(うん好き)
「じゃあ、どぉぞ☆」
「あ......とう」(ありがとう)
「それ俺がブレンドした紅茶なんですよぉ?」
「そ...なの?......おい...し!」(そうなの?美味しい!)
「!!!!!
ありがとう...ございます」
親衛隊総隊長は柔らかく照れたように笑った
見たことの無い笑顔
聞いたことの無い口調だった
でも
「生徒会の方に褒めて貰えて嬉しいですぅ♪」
すぐ元の口調に戻った
聞き間違え?見間違え?
ま、いいや
「な...まえ...お......て」(名前教えて)
「?
浅葱 亞夢ですけどぉ?」
「じゃ...あ...む......
お...れ...かな……よん...で
よう...じゅ……も」
(じゃあ亞夢 俺の事彼方って呼んで 榕樹の事も)
「...分かりましたぁ♪
彼方さんと榕樹さんですねぇ☆」
「ん
も...かえ……る
あし...た...か......ほう...かご......だい......ち...かぎ...しつ」
(うん もう帰る 明日から放課後第1会議室)
「はぁい☆
わかりましたぁ♪」
「おじゃ......ま...した」(おじゃましました)
ガチャ
「あむ......か」
この名前を口に出すと頬が緩む気がするがきっと気のせいだ
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