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初めての定期テスト(編集しました) 亞夢side
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「いよいよ来週は定期テストだ」
クラスからはブーイングの嵐だ
「お前ら分かってんのか?
このクラスはSクラス
つまりだいたいは頭の良いヤツらだ
今回のテストが危ないヤツは誰かに教えて貰え」
この学園はテストの点が悪くなったりすると時期に関係無くクラス分けが行われる
クラスが下がるのだけは避けないと...
「亞夢は勉強得意なんか?」
うわっ!
何だ満彦か...
「得意そうに見えるぅ?」
「見えへん」
「ま、そういうことぉ」
「今回の定期テスト亞夢には負けん!」
「俺も頑張ろぉ♪」
定期テスト当日
「おはよー亞夢勉強したー?」
「おはようございまぁす♪榕樹さん☆
一応勉強しましたよぉ?」
「そっかー俺亞夢に負けない様にしないとー」
「がんばりましょぉ?」
「うんー!」
結果発表当日
「亞夢ー
結果一緒に見に行こうー?」
「はぁい☆」
今回のテスト久しぶりに本気出せた
いつも【あんな事】があってから僕は本気を出す事を躊躇っていた
痛い思いをするんじゃないかって...
でもこの学園には━━はいない
だから今回のテストは楽しくできたんだ...
そう思いながら歩いていると前から生徒会長様と副会長様と庶務様の双子が歩いてきた
ガッ
イキナリ会長に胸ぐらを掴まれる
は?
イキナリ何?
「お前不正行為しただろ!」
え?
そんな事してない...
「じゃなきゃお前が1位なんて有り得るわけ無いだろ!!」
「え!?亞夢1位なの!?
すごいじゃーん!!」
「何言ってんだ榕樹!!
コイツは不正行為したんだぞ!!」
「...会長さー亞夢が不正行為したって証拠あんのー?
だいたいこの学園は監視カメラがいっぱい有るの知ってるよねー?
不正行為なんてできないんだよー?」
周りがシーンとなっている
会長様はその空気を理解したのかバツが悪そうな顔をして副会長様と庶務様を連れて離れて行った
...あぁ━━が居なくても疑われるんだ
なら僕はどうすればいいんだろう
そんな事を考えていると
「あんなの気にしなくていいよー
俺は亞夢を信じるしー」
「...ありがとぉ」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
すごい足音が聞こえてくるんだけど気のせいかな?
「亞夢ー!」
気のせいじゃ無いみたい
「亞夢!
勉強得意じゃ無いゆーたやん
なのに満点て何やそれ!!」
「俺はぁ得意そうに見える?って聞いて見えないって答えられたからそういうことって言っただけでぇ得意じゃ無いとは言ってないしぃ
普通だよぉ?」
「普通で満点はとれないよー?」
榕樹さんは少し引き気味
「でもやっぱり生徒会の皆様は上位なんだねぇ
あれ?庶務様がいない?」
「あぁ^〜2人はー顔と家柄で生徒会入ったからーもっと下位の方にいるよー」
「そうなんですかぁ?
あっ!本当だぁ
...でもこれはヤバくないですかぁ?
400人中382位ってぇ...」
「いつもは350位ぐらいなんだよー?
転校生と遊んでたんだろーねー」
「この点数って赤点やん」
「当の転校生はぁ
...400位...?」
「...流石にヤバッ!!
しかも500点中52点ってー」
「一教科10点くらいやんな」
「よくこの学園入れましたねぇ
この学園一応進学校ですよぉ?」
「アイツ理事長の甥だからー」
「つまりコネって事かいな」
「ま、僕達には関係無いですしぃ行きましょぉ?」
そう言って教室に戻った
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