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補習 亞夢side
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「今回のテストまぁ、いつも通りこのクラスの大半はいい成績だったが
まぁいつも通り悪いヤツもいた
まずはそこの生徒会双子」
「「ゲッ!」」
「ただでさえいつも悪ぃのに今回は1段と悪かったな
ワースト20ってお前らが生徒会入ってなけりゃIクラスだぞ!?
今まではワースト50とかだったのに...
俺が職員室で色々言われんだぞ!」
「「ハーイ...」」
「次に転校生」
「俺は転校生っていう名前じゃ無いぞ!
ちゃんと名前で呼ばなきゃいけないんだぞ!」
「チッうるせぇ
いいか!?
お前がこのクラスの足を引っ張ってる事自覚しろ!
さっき言った双子は生徒会をやっているからまだいい
だがテメェは違ぇだろ!?
テメェのせいでS組の名前が廃るんだよ!!」
「そんな事言っちゃいけないんだぞ!
叔父さんに言いつけてやる!」
言いつける、なんて小学生?
400位なんてそうそう取れるものじゃないよ?
確かにお前のせいでS組の名前が廃る、なんて言っちゃいけないとは思うけどでも言いたい気持ちは分かる
転校生のせいで怪我したって話最近よく聞くし...
親衛隊だからって言っていきなり暴力を振るわれたって言う子も僕のところに来てる
そういうののフォローで先生もすごくストレスが溜まっているんだと思う
「とりあえずテメェら補習だから
講師はこのクラスで一番頭の良いヤツにする
えぇーっと............浅葱......?
じゃあ浅葱も補習に付き合え
補習今日からだから
浅葱は補習の前に生徒指導室に来い」
何で僕も補習に付き合わなくちゃなんないの?
ただでさえあの双子には嫌われているし
だいたい500点中52点しか取れない人に教えるなんて難易度高すぎない!?
まぁしょうがないか...
「...はぁい☆」
ガラッ
「失礼しまぁす♪」
うわぁ気まずい...
「早く入って来い」
何でそんなに急かされなきゃ行けないの?
「...お前体調は大丈夫なのか…?」
「えっ!?...あ、はぁい☆大丈夫でぇす♪...」
この人が僕の体調を気にするなんて...
明日は槍でも降るかも...
「お前が倒れた時、俺がどうせ嘘だって言ったら管田と藤波に怒られたんだよ…
教師失格だってな...」
そんな事あったんだ...
この学園には僕の事を庇ってくれる人がいるんだ...
この学園に入ってよかった
「...先生が先生失格なんて有り得ませんよぉ
失格ならぁS組の担任なんて任されないんじゃないですかぁ?
...知ってますかぁ?
先生って生徒からすごく人気高いんですよぉ?
イケメンで性格が悪いだけの先生なんて生徒から慕われないと思いますぅ
こんなに慕われている理由は先生がいい人だからですよぉ?」
今の言葉は全部本音
僕は知ってる
先生が1人で夜遅くまで残って仕事をしている事
だからあんな事言われても先生の事嫌いになれなかったんだ
「...ありがとう
だいたいお前がこんなにいい奴なんて知らなかったんだが…
コレなら噂は嘘みたいだな」
「皆噂がぁとか言ってますけどどんな噂が流れてるんですかぁ?」
「...え?あぁ
セフレが沢山いるとか頼めば絶対相手にしてくれるとか」
「そんな事になってるんですかぁ?」
「まぁ俺は噂が嘘だって知れたからいいや
あと放課後の補習よろしく頼むぞ」
「...はぁい☆」
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