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言いたい事 亞夢side
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やっと泣き終える事が出来た
あの場所に涼先生が来なかった事はラッキーだったと思う
ちなみに今は教室に向かっています
取り敢えず授業受けないと
ガラッ
「ヒソッ)あっ、亞夢様来たよ!」
「ヒソッ)あの事聞きたくない?」
あの事?
あの事って何の事だろ
「・・・ねぇねぇ亞夢ー
亞夢ってさーいつも無理して笑ってるのー?」
意を決したような表情をしながら榕樹が聞いてくる
何で分かったんだろ
・・・もしかして、亞瑠?
「無理して笑ってる訳な・・・」
「亞夢は無表情だったじゃん」
分かったように亞瑠が言う
プチッ
何かが俺の中で切れた気がした
「・・・本気でそう思ってんの?」
「え?」
亞瑠が不思議そうな声を出す
周りの人も僕の聞いた事の無いような口調にびっくりしていた
でも僕はそれを気にする余裕が無かった
「よく考えて思い出してよ
本当に僕は昔から最初から無口で無表情だった?
亞瑠・・・<あの頃>からだよ
君が僕を陥れたあの日から
君があんな事言ったせいで僕が今までどんな事をされたか知ってる?
知るわけないよね
僕はね戸籍上の家族と別れる為にこの学園に来たんだよ
もう僕に近寄らないで
話しかけないで
・・・触らないで」
「な、何で!?
僕がなにかしたって言うの!?
してたなら謝るから!」
へぇ謝る・・・ねぇ
遅いよ
「今は今
過去は過去
今、君が僕に謝ったって過去は変えられない
謝る?
自分が言った事に責任持ってよ・・・ねぇ」
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