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うれしい 亞夢side
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綺麗な中庭
その綺麗な緑が僕の心を少し落ち着かせる
「亞夢!!!」
「榕樹・・・さん?」
少し息切れをしながらこっちに走ってくる姿はどこか色っぽい
「亞夢!!!」
もう1度名前を呼び僕を抱きしめる
誰かから抱きしめられるなんてもう一生無い事だと思っていた
「どうしたんですかぁ?
あ、もしかして寂しかったとかぁ?」
冗談めかしく言ってみる
「俺の前では無理して笑ったりなんかしないで
本当の君でいて
俺に本当の君を見せてよ」
あぁ、それは僕の1番欲しかった言葉だ
本当の僕を見つけて欲しかったから
「う、うぅ、あ゛ぁ゛ぁぁぁ」
綺麗だとは到底思えない自分の感情を吐き出すような泣き声
それでも榕樹さんは僕の事を抱きしめながら背中をさすってくれていた
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