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もう一つの話、
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僕の大好きだったゆうくんは隣に住む7歳上のお兄ちゃんだ
いつも優しくて、遊んでくれて、一緒に居てくれた大切な人
でも、僕が大切にしたものは全部どこかへ行ってしまう
通学路で拾ってきた白猫のミィも
幼馴染のゆうくんも
愛してくれた家族も
家族旅行で出かけた海で拾った綺麗なガラスの欠片も
高校生の時に飼っていた小鳥も、みんな…
だから僕は次に見つけた大切なものは絶対に無くさないって決めた。
…………どんな手を使ってでも
『第2章 神谷雪の軌跡と物語の真実』
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