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永瀬東 No.8
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彼女?
俺に?彼女?
「……それ、どこの情報だ」
「え?いや、聞いたんじゃなくて、俺がお前と彼女を見たんだよ」
良かった。とりあえず、俺の中で疑い掛かった腐女子は無関係なようだ。
「昨日、図書室でさ。誰だっけ?あれ。名前は忘れたけど、顔は知ってんだよな。結構可愛いし」
「…そうか?」
悠也の目からは可愛い子に見えるのか。
………ああいう子がタイプなのかな。
イライラする。
「やっぱりイケメンには敵わないか。どうせ、向こうから告られたんだろ?」
違う。違うよ。
俺は。俺が好きなのは。
「羨ましいよ〜、俺なんて告られたことないのに。良いなあー、高校生のリア充は!」
「!!」
突然、後ろから悠也に抱きつかれた。
もちろん、向こうにとってはただの友達同士のスキンシップだろう。
けど……、俺にとっては………。
「…………へ?」
瞬間、悠也をベッドに押し倒している俺がいた。
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