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御薬袋日向 No.6
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「へ……?」
言われた意味が解らず首をかしげると、また笑みを返された。
「とりあえず、そこに座ろうか」
指を指された方を見るとベットの上だった。
意図がよく解らないが、言われた通りそこへ座る。
すると弘一も隣へ腰掛けてきた。
「………?」
一体何の意味があるのだろうという疑問が拭えず、弘一の顔を見上げる。
「あの…、先生───」
名を呼んだ瞬間、身体に重い何かがのしかかってきた。
衝撃に耐えられず、ドサッとシーツの上へ転がる。
「う……、何?」
反射的に閉じていた目蓋を開けると、目の前に弘一の顔が大きくあった。
その異様な近さに思わず身を引こうとしたが、下半身を押さえつけられ、いつの間にか掴まれていた手首も動かない。
「せ、先生……?」
いつものように笑っている弘一に、日向は初めて恐怖というものを感じた。
それ以上、何も言えずにいると、弘一の顔がみるみるうちに近づいてくる。
「───これからは、よくできたら『ご褒美』をあげることにするよ」
「ご、ご褒美……?」
弘一の笑顔で言うことが全く解らない。
状況をどうにかしたいという思いで、頭の思考が止まってしまっている。
ついていけてない日向を置いて、弘一は言葉を続ける。
「そうだなぁ……。今日の日向は悪い子だったから………。『ご褒美』じゃなくて『お仕置き』、かな?」
言うのとするの、どちらが速かったか。
弘一は日向のパジャマの裾から大きな手を滑り込ませた。
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