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豊富悠也 No.36 *
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悠也は照れくさくなり、慌ててそれを制す。
「や、やめろよ。いいじゃん、これ以上俺は殴られなかったんだから。止めてくれたのは……永瀬だし………」
「……ありがとうな」
気まずさに悠也がふいっと目線をそらすと、突然東は悠也を床に押し倒してきた。
「うわ……っ!?ちょ、なが───……ンっ」
悠也が口を開く前に、今度は強引に口づけてくる。
油断して力が抜けて開いていた歯列の間に忍び込み、口腔をくすぐる東の舌の動きに、強ばっていた悠也の身体から力が抜けていく。
「んぅ……、んん…っ、ン……」
無意識に混じり合った唾液を飲み込むと、髪をいたわるように撫でられる。
唇が離れても、キスの余韻に浸る悠也の中心部を、東の手がジーンズ越しにやんわりと包み込んだ。
ギクリとしなる腰をすくい上げられ、シャツを捲り上げられる。
「やっ、永瀬……!やめっ、ん……」
脇腹を撫でていた手のひらが、肌を滑るようにして上のほうへ上がっていき、胸の小さな尖りを指先がかすった。
「……っ、な、永瀬……、も……っ」
「今更やめられるか、もう無理」
「な、そんな……っ」
完全にスイッチが入ってしまったという東を、涙越しに睨むが、やはり涙のせいか東には効き目なしのものに終わった。
すると東は、かするようなキスを顔中に降らせてくる。
「ん…っ」
「大丈夫、無理させないから」
な?と、子供をなだめるような甘い声で言われ、悠也は少し不満に思ったが、ねだるような声音に思わず頷いてしまう。
「……ありがと」
「ぁん……っ」
探し出された尖りを指でこねられ、一瞬上がった自分の甘い声に、悠也は耳まで真っ赤に染めてしまった。
「……っ、ふ……ッ」
与えられる感覚に身もだえ、次第に熱を込めていく下腹部に悠也は困惑した。
執拗にいじられ、すっかり赤くなった胸の小さな粒に東の唇が吸い付く。
「あっ、……ん、うンぅ……っ」
「………やっぱ、舌のほうが感じやすいか?」
「……っ、な、何言って……っあ!」
指摘される内容に、余計羞恥心が煽られてしまう。
「あ、あ、ちょ、待……っ!」
ジーンズを下着ごと脱がされ、硬くなり始めていた昂ぶりに指を絡められる。
直に触れてくる感触に耐えていると、東はその手を上下に擦り始めた。
「あっ、あぁ、ん…、…んぁ、っは…」
他人に触られる感覚はまだ慣れず、思わず身体をくねらせる。
「一回出すか?」
「……っ」
意地の悪い質問に、悠也はいやいやとかぶりを振る。
「意地っ張り。別にそっちがいいならいいけど……?」
「っあ、な、何ッ……、くっ、あ……」
東は胸の尖りを舐めながら、擦る手の速度を速くする。
先端からは先走りの体液が滲み、その体液を昂ぶりに塗りつけられながら擦られると、そのヌメヌメとした感触がまた気持ちいい。
「ん、あ……、んん……」
甘くくぐもった声を上げ、限界がもう目の前に近づいてきた。
「あ、なが、ながせ……、も、イッちゃ………、ぁあっ」
ビクリと背骨を弓なみにしならせたと同時に、先端から白濁が飛び散り、悠也の腹部を汚す。
びくびくと自身を震わせながらなおも欲望を吐き出す悠也の昂ぶりを、東は余韻が抜けるまで擦り続けた。
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