アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
15 神獣狩り1
-
この世界に来てから2週間ほどがたった。
深夜達と暮らしながら動けない僕を背中に乗せいろんなところに行った。
でも、僕は知っているんだ、幸福があると不幸もあることを。
深夜のお腹で寝ていた僕はゾクッと嫌な予感がした。
『姫、外に嫌な気配がする。』
先程まで〈ある昔〉について話をしてくれていた深夜の声は鋭利なものに変わった。
僕にも気配は察知することはできたが
その他はわからない。
回りに一緒にいた動物達も戦闘体制に入る。
耳は聞こえないが
空気がピリピリとしたものなのは感じることができる。
僕は少しでも今の状況が知りたくて深夜に触れようと気配がある方に手を伸ばす。
それに気づいたのか深夜が近づき指が触れる距離まで近づいてくれる。
ファッと景色が見えるようになった。
数人の大きな男が、炎を片手に、銀色の怪しく光る先の
とがった何かを片手に持っていた。
(あれなに?)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 60