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19 ある伝説1
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side ________
「んっ…………?」
ジワッとどこからか浮遊してくるような感じがして意識が戻った。
周りには深夜の気配しかなく、それにさっきいた場所は違うみたいだった。
「深夜?」
何処かを歩いているみたい。木に囲まれているようだった。
『姫…………。起きられましたか?大丈夫ですか?』
手から伝って聞こえる声。
「うん。…………うん大丈夫。
何処に向かってるの?」
『王都です。』
「え?何で?」
なぜ王都に向かっているのだろうか?
それに、なぜ自分はこんなにも疲弊しているのだろうか?
『姫…………。
ある昔話をしましょう。今では、伝説となり、童話のようにもなったある話。』
静かに深夜は告げた。
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