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23 どうすることもできないんだ1 2章
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side王〈シリア・クライシス〉
「王よ。民が飢えております。そろそろ政治を行っていただきたい。」
全身を震わせながら俺の前に膝を付く男。
「殺せ。」
近くにいた兵士に命令する。
「え?」
「聞こえなかったか?殺せと言ったんだ。」
「は?…………ハッ!」
ズッシャっと床に血が飛び散る。
直ぐ様、従者が現れ片付けにまた出ていった。
「俺に指図するな。」
政治、政治、政治、政治、政治、政治
皆が口を揃えて俺に言う。
だがどうすればいいのだ?
流行り病に、断水、食物不足、それ以上に問題を抱えている。
どれから片付ければいいんだ。
どうすればいいんだ。
「部屋に戻る。女を寄越せ。」
「ハッ!」
部屋に戻ると気分が悪くなるほどの香水の臭いがする。
「王ぉさまぁー。呼んでいただき光栄ですぅー」
俺は女に目も向けずに手首をつかみ、ベットに飛ばす。
ドレスをめくり、前戯も何も無い。ただの性処理の道具でしかない。
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