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07
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保健室に着くと、亮が先生に何か耳打ちしていた。
先生は顔を赤らめて保健室を出ていった。
……こいつ、何言ったんだろ…。
保健室の前にまで野次馬が来ていたので、亮はそいつらに向けて人差し指を立て口元に寄せると「シーッ」と言って鍵を閉めた。
野次馬たちはキャーッと顔を真っ赤にして去っていった。
保健室のソファに腰をおろすと、亮が消毒液やらなんやら持ってきてくれた。
「い──った!!もっと優しくやれよ!!!」
「消毒に優しくもクソもねーだろ」
消毒は痛いのに、足に触れる指先が優しくて、余計イライラする。
「はい完了〜」
「擦りむいただけなのに包帯とか、大袈裟…」
「うっせぇ」
手当を終えて、亮が俺の隣に腰をおろした。
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