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「クラゲ、好き」
「え……?」
なんて言った?今……
好き……って、友達として……?だよな……?
「好きだ、好き、スゲー好き」
「ちょ、亮?!」
亮はぎゅううっと俺を苦しいくらいきつく抱きしめてくる。
亮の黒くてふわふわした髪が口元に当たる。
なんでまたドキドキしてんの、俺。
「ん…──っ」
気づけば唇を重ねられていた。
また、ふわふわしてドキドキして訳分からなくなっちゃう、この感触。
「お前は?」
「……え?」
「返事」
返事って……
亮の言う好きは、友達の好きじゃない…のか……?
友達同士で好きか嫌いかなんて、言い合うものなのか……??
え……もしかして……
「え、えっと、りょ、亮……っ、あの……す、好きって……その…どういう……」
「は?バカかお前。テメーが好きだっつってんだよ!!男として!」
お、男として……
嘘……
あまりにもびっくりしすぎてどうしたらいいのかわからない。
「なぁ、みづき、はやく」
また名前で……
亮の低い声が耳元で響いて……どうしよう……俺……
俺、俺……亮のこと……
「俺……俺は……」
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