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「亮、ごめん」
次の日学校に行ってすぐ、亮に謝った。
亮は驚いた顔をしたけどすぐに優しく笑って頭をぽんっと撫でてくれた。
「俺こそ、ごめんな。……もうしないから」
「うん…」
あ、もう……しないんだ……
ほっとしていいはずなのに、なんでか嬉しくないような気持ちもあるような……
別にこの前のような行為が嫌なわけではなくて、むしろ良がってたのは俺の方で。
なんて言えるわけもなくて。
「あ…きょ、今日も、放課後…勉強教えてやる…」
「マジで」
俺がそう言うと亮は驚いたあと嬉しそうに笑った。
こういう亮のふとした瞬間に見せる笑顔に、なぜか俺の胸はきゅんってして、同時にチクチクするのだ。
なんて、こんな気持ちも言えるわけがないのだけれど。
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