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「映画、おもしろかったねー!」
夏休み。俺は弓弦と映画館に来ていた。
弓弦の映画のチョイスは抜群だしものすごく趣味が合うから話しやすい。
映画も見終わって、弓弦のオススメだという近くのカフェに入った。
「……げ」
飲み物を注文して、一息ついて携帯を見ると、亮からの着信が大量に来ていたことに気づいた。
今日俺と弓弦が遊ぶことを知ったらしく、亮は朝からものすごく怒りのLINEをぶつけられた。
はぁ、、と思わずため息をついた。
愛されてる……ってことで受け取ればいいんだよな……
「みーちゃんどうしたのー?」
弓弦は携帯を見てため息をつく俺を、心配そうにのぞきこんできた。
弓弦は犬みたいでかわいいなぁ……
「亮からの着信がすごくて……」
「ああ〜〜」
はぁ、ともう一度深くため息をついた。
まぁいっか。ちゃんと今度会う約束もしたし。
しかし次の瞬間弓弦が発した言葉に、俺は耳を疑った。
「亮…彼女いるんだから、彼女と遊べばいいのにねぇ〜」
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