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「亮、おかゆ作ったんだけど、食べれそう?」
それから夜まで亮の傍にいて看病を続けた。
まだ熱はだいぶあるけど少し下がったしだいぶ楽になったみたいだった。
台所を借りてお粥を作ると、亮が起きてきた。
「ありがと」
亮はゆっくりお粥に口をつけた。
お粥なんて美味しいはずないのに、美味しいと言って少し嬉しそうに食べてくれた。
こうして誰かを看病するの……悪くないな……。
それからすぐに寝かせたかったのだけど、亮は「せっかくクラゲ来てるから起きてる」と言って洗い物をする俺の後ろから抱きついてきた。
「ちょっと……今洗い物してるから……」
「じゃあ終わったらイチャイチャしよ」
「しねぇよ!!てか病人は寝てろ!!」
そう言うと亮は手を離してぶーっとふくれて寝室に戻っていった。
'' イチャイチャ '' か……
ボッといけないことが頭に浮かんでぶんぶんと首をふる。
まぁ熱あるから、ちょっと甘やかしてあげてもいいかな……
なんて……だめだめ!と自分に言い聞かせさっさと洗い物を終わらせた。
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