アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
04
-
「は……?」
亮が……俺をどう思ってるか……?
俺の相談なのに、海空姉はそんなこと聞いてどうするのかと思ったけど、考え始めて俺は気づいた。
──そうだ……亮……俺のこと……
亮は俺のことが好き……友達としてじゃなく、男として……
だけど俺は、亮のことを、そういう風には思っていない。
でも俺達は何度も体を重ねた。
……これって、
好きって言っても突っぱねられて……なのに快楽にだけは縋り付いて……
俺にとっては、すごく都合のいい事……
だけど
亮は……どんな気持ちで俺を抱いてた?
俺……
亮の気持ち、全然考えてなかった……!!
好きって、何度も何度も言われてたのに、朝香さんに勝手に嫉妬して、勝手に怒って!
俺、ずっと、亮に酷いことしてた……!!
俺は……俺……亮のこと……
「み、海空姉……!!!」
「いってらっしゃい!」
俺が顔をあげると、海空姉は満面の笑みでそう言った。
気づけば俺は飛び出し走り出していた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
78 / 224