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「ごちそうさまー!じゃあ2人ともまた明日ねー!」
しばらくして弓弦はこのあと用事があるらしく先に帰ることになった。
「俺ももう帰るよ」
「あ、じゃあ駅まで送るよ!」
「大丈夫、ちょっと寄るとこあるから」
そう、亮のところ。
自分から距離を置いてるとはいえ、1週間も学校に来ないのは心配だ。
連絡すればいい話なのだけど……
「そうなの?じゃあ、また明日ね!」
「うん、また明日」
時雨と別れて、俺は亮の家に向かった。
この道を通るのも久々だなあ、と思いながら歩き、亮のアパートまでたどり着いた。
亮の部屋の前まで行ったが、そこからの行動を躊躇った。
インターホンを鳴らすか、鳴らさないか。
部屋の中は暗いし明かりがついてない気がする。
中にいないんなら、押しても大丈夫だよな……
思い切って押してみた。
お、押しちゃった……!!ど、どうしよう……!そう言えば何も言う事考えてなかった……!
ガチャ、とドアが開く音がして、ぎゅっと目をつぶった。
だが俺は次の瞬間、ここに来たことを酷く後悔することになる。
「あっ、あの亮……連絡無視してごめ……」
「佐藤くん?」
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