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02 (時雨side)
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「………んっ、」
「あ…目覚めた?」
あれから、家に帰り、女の子をベッドに運び回復を待っていた。
女の子は目を覚まし、上半身を起き上がらせた。
俺を見るとびっくりした様子だった。丸くて大きな瞳がとても綺麗だと思った。
「あの……わたし……」
「道で気を失ってたんだよ。ここは俺の家。」
「そうなんですね………ありがとうございます……そうだ…わたし、誰かに追われてたんです!!」
女の子はハッと何かを思い出し震えだした。
「どうしよう……わたし、こわい……」
どうしよう…やっぱりストーカーだったんだ。
俺のストーカーかと思ってたけど、この子のストーカーだったみたいだ。
「えっと……、とりあえず今日は泊まっていきなよ。明日の朝、家まで送るよ」
「ごめんなさい…ありがとうございます…」
「俺、時雨。名前は?」
女の子は真っ直ぐに俺を見つめると、名乗った。
「アザミ」
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