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ヴァンの過去
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【簡単な話ですよ】
は?何故桜が?
【それはあなたの力だからですよ】
俺の力?
ブワアアァァ……
突然の強風と共に周りは桜の木があった。
【さっきの夢は私が見せたものです、夢は私からのプレゼント、ヒントの一つです】
目の前に桜の色のワンピースを来た桜が立っていた。
「ヒント?何処が?」
【あれはヴァンの過去で、一番の黒歴史…彼はあの過去の記憶が大嫌いで自分が犯した過ちだと思っています】
彼女はくだらない過去だという顔で桜の木に登り足をぶらんとたらした。
「さっきから何を言ってるんだよ」
【あれはヴァンが、考えた殺人計画で主人様があんなふうに起こると思っていたなかった…完璧な計画は失敗したんです】
「だからあの記憶は黒歴史で、今のヴァンが出来たと?」
【あの家族は、兄弟が嫌いな振りをしているだけで本当はみんなで騒ぎたいんですよ】
おままごとみたいでしょ?と言うと、散ってきた桜の花弁をまた口にする。
【でも、あの計画な犯罪は家族を壊すものだった、ヴァンは私がまた現れたことによってまた家族が壊れると思っているんです】
実にくだらないでしょ?といって笑う、作った笑みを浮かべて。
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