アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
14.
-
聖人様と別れてから俺は一ノ瀬様から貰った資料を読むことにした。
「…………。」
多すぎる…。
執事さんはこれを覚えたの??
凄すぎるんだけど…なにこの鬼労働
「…とりあえず聖人様のところに行くか」
気が滅入りそうな資料を置いて聖人様のところに行くことにした
--コンコン
「失礼します。」
ドアを開くと聖人様はカチャカチャと何か作業をしているようだった。
先程とは違い真剣な顔をしてパソコンに向かい必死に作業をしている姿に何故か好感を覚えた。
てか、俺なにすれば良いんだろ
あまりに真剣だから話しかけて良いのか迷っちゃうな…
「…………。」
--カチャカチャカチャカチャ
「…………。」
お、俺いつまでこーすれば良いの…?!
誰かぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
「…あ、あのぉ、聖人様」
「………あれ!?律じゃんいつから居たの?」
やっぱり気づいてなかったのか。
しかし、さっきとは似ても似つかないほどの真面目な姿だった…
「何、見とれちゃった?」
無意識に俺は聖人様を見つめていたらしい。
そんな俺を見て聖人様はニヤニヤしながら俺に迫る
え、え、ちょ…また近い…
「あの…近すぎ…」
「えー。ちょっと休憩。」
そういうと聖人様は俺をぎゅっと抱きしめそのまましばらく目をつむって止まっていた。
あれ…?もしや……
「聖人様?」
ね、寝てる…。
すぅすぅと規則正しい寝息が俺の耳元に聞こえる。
「え…。俺これ一人で運ぶの…!?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 38