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聖人様に連れられ仕事部屋の隣にあるプライベートルーム…と言うところに連れられた。
「はい!じゃあお互い自己紹介だね。」
自己紹介?
自己紹介なんて学校でぐらいでしかしないし何言えばいいかわかんねぇよー。
どうしよ。何言おう。
うぁぁぁぁ!!!やばいやばい!確実に待たせちゃってるぅぅぅぅぅ!!!
「…俺から言うな、一ノ瀬悠人。高2で兄貴…聖人の弟でモデルもやってるよろしくな。」
絶対俺がオロオロしてたから先に言ってくれたよね…。
てか、一ノ瀬悠人ってどこかで聞いたことが…
「じゃあ。次律ね」
「あ、はい!黒羽律です!高校2年生で今日からメイドとして来ました。よろしくお願いします。」
な、なんとか言えた!詰まらずしっかり言えた!
良かった…
「律…?」
「はい?」
聖人様の弟悠人様が疑問を含んだような声色で俺の名前を言った。
「お前さ…俺のこと知らねぇ?」
「…はい?」
唐突に変なことを聞き出して頭がおかしくなったんじゃないかなと思うが口には出さないでおこう。
「お前やまと保育園に通ってなかったか?さくら組で。」
「そうですけど…」
そう。俺は確かにやまと保育園でさくら組だ。
でもなんでこの人がそれを?
「俺さ保育園の頃の幼馴染みにゆうくんって呼ばれてたんだよな」
ゆうくん?ゆうくん………ゆうくん!!?
「え!ゆうくん!?」
「ふっ。そうそう」
「なんで!?」
「なんでってなんだよ。」
「だって、アメリカに行くって…それっきりだったのに!」
「あー。そんなこと言ったわ」
「帰ってきてたの!?言ってくれればよかったのに…」
久々に保育園の頃の幼馴染とあえてかなりテンションがあがり聖人様がいる事も忘れてしまっている俺。
「あれね…俺アメリカ行ってないんだよな。」
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