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体育館に着くとやはり 周りのカラフルな頭達。
こんなに集まると笑える。
どうやらクラスごとに並んだりはしてないようなので とりあえず目立たなさそうない一番後ろの端っこに立っていた。
そしてカラフルな頭達を見ながらぼーっと考えていた。
そういえば 俺、結局髪の色変えてないけど大丈夫なのか?
……まぁ、昨日帰るとき何も言われなかったから大丈夫か?
と 自分の中で完結させてみたのがだ……
さっきから体育館に入ってくる人達の痛い視線が俺にぶつかってくる。
そんなに黒髪がだめなのか?
髪の色の決まり事なんて些細なものだろ?
というか不良なら 決まり事は破って当然なんじゃないのか?
まぁ、不良なら髪の色を帰れるこの決まり事は願ったり叶ったりなのだろうか?
とりあえず俺にはこのような人種の人達の事が全然わからない。
_________
途端にざわついていた周りが静寂になった。
おっ、集会始まるのか。
と、思ったのもつかの間。
「「「キャーーーーーー!」」」
黄色の歓声。
あー頭に響く。うるさいな。
ちらほらと聞こえてくるのは
「カンナギせんぱーい!」
「こっち見て〜♡」
「かっこいい〜」
「抱かれたーい♡」
ん、?
おい?
最後に聞こえた言葉はなんだ!?
聞き間違えか?
ここにいるヤツらの思考がわからない。
収集がつかないくらい騒いでいたのだが、
伊織がマイクにスイッチを入れた瞬間、辺りは一瞬に静寂になった。
なんだかわからないが、こういうのがカリスマ性というやつなのだろう。
誰もが彼の発する言葉を聞き逃さないようにと、耳をすませ、変な緊張感が漂う中。
彼か発した第一声は……
「藤宮 紫乃霧が俺の女になった」
耳を疑うもので、、
誰もが度肝を抜かれ何も言えなくなっている中 彼は言葉を続ける。
「誰も 手を出すなよ。
顔も覚えておけ。 そこの端っこに佇んでる黒髪の奴だ。」
その言葉と同時に俺に全校生徒の視線が集まる。
「話は以上だ。解散。」
何事も無かったかのように壇上から去っていく彼。
去り際にこっちを見て笑った気がした。
ふざけるな。
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