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生徒会室
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「はぁ…」
あからさまなため息を吐きながら3人についていく。
まぁ このため息に気づく人は誰一人いないけど……
「今日も可愛いねぇ〜。食べちゃいたい♡」
とか言いながら周りにいる取り巻きを口説きまくっている銀髪。
うわぁ…おでこにキスとかしちゃってるよ…
また、周りはいないもののように扱いながら歩いている金髪。
そして ずーっとニコニコして スキップまでしながら歩いている赤髪の男 優司。
何をそんなに浮かれているのやら……
生徒が騒いでいる廊下をそれぞれ好きなように進んでいく。
何故コイツらがこんなに騒がれているのか理解出来ない。
歓声を聞いている限り見た目がいいからなのかもしれない。
ちゃんと今まで見てなかったから気付かなかったが、よく見れば 整った顔立ちをしているかもしれない。
まぁ それはどうでもいいんだけど……
今 一番重要なのは
「何〜?あいつ」「黒髪とか許せな〜い!」「あの3人と一緒にいるとか何様なんだよ。」
俺に対しての黒い発言。
黒髪の何が悪い。お前らの方が普通は異常だろ!?!?
まじでこいつらと一緒にいたくない。
悪目立ちしかしてないんだけど。
というか 無理矢理連れ回されてるだけなんだから俺って被害者じゃん!
イライライライラ……
不機嫌を顔に出さないように、拳を強く握り我慢する。
無表情のまま 歩き続けていると 途端に誰もいない廊下に出た。
何故誰もいないのか 疑問に思ったけれども コイツらと余り関わりたくないので質問はせず、無言のまま 黙々と足を勧めた。
すると 前を歩いていた金髪が足を止める。
顔を上げてみるとそこには大きな茶色の扉があった。
そして 扉の上にあるプレートには"生徒会室"と 書かれた文字。
この中の生徒会の人に用事があるのか?
だが どう考えても3人の格好からして生徒会には無縁だろう。
コイツらもしかして方向音痴なのか……?と思ったとき
"ガチャッ"
と 音をたて生徒会の扉を開く金髪。
いや 入るならノックくらいしろよ!
とか思いながら普通に入っていく金髪を呆然と眺めていると 銀髪に 方を叩かれ中に入るように促される。
そして 1歩、中に入り、、、、すぐにUターンした。
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