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一体どうすれば・・・・・・
「よう!!」
「うわあー。なんだよ脅かすなよ、学。」
「わるいわるい。なんか話しかけづらい雰囲気でさ。
・・・・・それをぶち壊したくなって。」
「・・・・・・・・物騒だよ。」
今はあんまり、話す気分にもなれず、食べ終わった弁当箱の蓋をして、ぎゅっと体育ずわりをする。
「ほんと、どうしたんだよ、士郎、なんか悩みあんなら相談しろよな。
俺達の仲だろ。」
今度は真剣そうな顔をする学に話していいものなのか思案する。
学は本当にいい友達で、いつもはふざけてたりするけど、
こうゆうときは頼りになるんだよな。
俺はいを決して話してみることにした。
「学、実は」
俺は赤裸々に全部を話した。
隆貴に恋愛感情を持っていること。
最近隆貴との距離に悩んでいること。
日に日に思いが強くなって、もう手に負えなくなってきていること。
聴き終わった学は
「まじかよ。」
心底驚いた顔をしていたが、
「まあ、誰を思おうが心は本人の自由だから、俺は特に偏見を持ったりしねえよ。」
と言ってくれた。
「ありがとう学。」
「・・・・それで、お前はどうしたいんだ?」
「戻りたいんだ。親友に。」
それも隆貴が望んでることだし。
「・・・んなら、戻りゃあいいじゃねーか、親友によ。」
「それができないから困ってるんじゃないか!!
は、話しかけられるだけでも、ドキドキするのに、
肩組んだり
手を繋いだり
抱きしめられたり
もう心臓持たないんだよ。
おれ、すぐ顔赤くなっちゃうから、ごまかすのも大変だし。」
「は?
お、おまえ、水俣と手を繋いだり、肩組んだり、だ、抱きしめ合ったりすんのかよ!!」
「えっ、そうだよ。」
「〜っっ」
何故か頭を抑えてうつむいたまま、黙りこくってしまった。
しばらくそんな感じだったので、大丈夫か?っと声をかけようとした時、いきなり学が顔を上げる。
「うわ。」
びっくりしてのけぞる。
そんな俺を無視して、
「なんだか、もう、気持ち伝えちまうべきだと思うんだよ。」
「ええ〜、隆貴は親友の俺を望んでるんだよ!!」
「・・・・・いやあいつもきっと、いや、俺が言うことでもねえか。
水俣はともかくお前は水俣と親友に戻りたいんだよな。」
「う、うん。避けてたことも謝りたいし、前みたいに一緒に帰ったり、家で遊んだり、家に泊まったり、
一緒にベットに入って寝たり、一緒におふろにはい「わかった。わかったからもういい!!」
なぜだか、学はすごく疲れた顔をしていた。
「俺はお前らが仲良すぎて怖いよ・・・・・」
「なんで、普通だよ。」
「・・・・・・・・」
「俺、学とだって、お泊り会したいと思ってるよ。」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・なんでそんな顔してるの。」
学は呆れ返って何も言えないというような顔を全面に出していた。
「まさか、嘘だと思ってるな。」
「なんでそうなるんだよ。」
ひどいや、学。
「証拠、見せる!!」
そう言って、俺は学ぶに抱きついた。
べり
途端、すごい勢いで、引き剥がされた。
「うわ、ば、馬鹿!!い、いきなり何するんだよ!!」
「・・・・だって、学が疑うから。」
「アホか!!普通の男友達は抱きついたりしねえんだよ!!」
ゼエゼエと肩で息をする、まなぶ。
「そうなの?」
でも隆貴とはいつもしてるのに・・・・・・。
「そうだ。」
学は大真面目にそう言うが、俺はいまいちピンとこなかった。
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