アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
13
-
「別に士郎にはなにもしないのに・・・・・・・」
「ん?俺には??」
「ううん。気にしないで。
こっちの話だから。」
「???????」
時々今みたいに隆貴の言っていることがわからなくなる。
最近は特にそれが多い気がしてきた。
「それよりも士郎。」
「なあに。」
「もうムヤミヤタラにおれ意外のやつに抱きつかないで。」
かっー
顔があつい。
見みられてたんだ。
恥ずかしい。
俺が何も言えずにいると、
「士郎?」
低い声で名前を呼ばれて、慌てて受話器を意味もなく持ち替えて、
「は、はい」
かなりどもって返事をした。
「・・・・・絶対だよ。約束。
もし俺との約束破ったら、俺、どうなるかわからない、から。」
地をはうように低い隆貴の声が怖くて震えが止まらない。
ガクガク震えていると、
「・・・・・返事。」
「は、はい。」
「うん。よろしい。」
ようやく声色の戻った隆貴の声にホッとする。
その後は何気ない話をして電話を切った気がするが、俺は途中で寝落ちしてしまって
いつおわったのかおぼえていない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 14