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「紫音〜!おまえ今日までのレポート終わった?あのジジイ容赦なさすぎだろ。終わるわけねーじゃん。」
そう言って愚痴を吐くのは、俺の高校からの親友、
白石 優(シライシ ユウ)だ。
優はβで、俺がΩだってことも知ってる。
高校の時からずっと気にかけてくれてるし、急に発情期がきて周りにバレそうだった時もこいつのおかげでなんとかやってきた。
「はよ、優。俺はそのレポートさっき提出してきたぞ。」
「は?!まじで?!ちょ、今からやるわ!次の講義のノート頼む!!!」
そう言って、優はノートパソコンを開き、レポートを作成し出した。
***
「〜〜〜〜〜〜っと終わった!!紫音!ノートサンキュな!!!また今度なんか奢るわ!!」
90分の講義を終えて教室を出ると、レポートを終わらせた優が両手を合わせてそう言った。
「おう、俺バイトだから急ぎだから今日は帰るわ。レポートおつかれ。」
「あ、そっか。バイトも程々にしろよ?んじゃ、また明日な。」
「おう、また明日。」
いつも通り、別れの挨拶をして、俺は大学を出た。
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