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場所は変わって、あるホテルの最上階。
「アァァァンッッ!!イィッッ、そこォ……ッッ」
「黙れ。喚くな、クソビッチが。」
女の豊満な胸を揉みしだき、腰を大きくグラインドさせる。
「ァンッ!海堂サァンっ………ン………チュッ………」
絶景の夜景が見えるこの部屋では、今宵も艶めかしい水音が響く。
コンコン……
「……失礼します。誠さん、仕事の件ですが。」
「あぁ。………おい、この女連れて行け。」
「ぁっ、いや!海堂さん!海堂さん!!」
半裸の女がドアの外で構えていた男2人に引きずられていく。
「悪い。…で、要。仕事の件っつーのは、『Rouge』の件か?」
「はい。最近キャストが減ってきたもので、そろそろ新しいキャストを集めるのが良いかと。」
「そうだな。またお前に期待してるぞ、要。」
「ありがたき幸せ。お任せください、誠さん。必ずいいキャスト探してくるんで!」
所々敬語が砕けているのは、佐倉 要(サクラ ヨウ)。
そして佐倉が敬意を示す、人とは違う圧倒的なオーラを放つ男は
海堂 誠(カイドウ マコト)。
日本で有名な風俗店、SMクラブ『Rouge』を軸に店舗を多く増やしている海堂グループの敏腕若手社長だ。
「そろそろΩの男をスカウトしてこい。アレは売れる。」
「そうですね、美人なΩくん連れてきますよ」
そう言って佐倉はニヤリと笑った。
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