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「ーーーで、両親もおらん。親戚もおらん。おまけに両親の保険金ももうなくなるって?自分、100万どうするつもりやねん?」
スキンヘッドでトゲトゲがたくさんついてるおじさんにメンチを切られ、もう涙が出そうである。
「すみません。100万働いて返すんで、時間ください。」
「無理に決まっとろーが。1週間や、1週間だけ待ったる。」
「いや、そんな、無理です、1週間なんて…」
もう目から涙が溢れる寸前、オフィスのドアが開いて、金髪のイケメンがニコニコと登場した。
「ね、君。100万肩代わりしてあげる」
マジ………??
今の俺にとってはものすごい誘惑。
ただ、絶対。
こういうものには絶対裏があるのだ。
「俺の店で働いてくれないかな??
君なら絶対成功するから!」
もう頼れるあてのない俺は、そこで頷くことしかできなかった。
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