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「音(オト)、指名入ったよ」
ーーあれから俺は「音」としてキャストに加わった。
本当にΩの需要は高かったらしく、俺への指名は絶えない。
バイトはやめたが、
昼は毎日大学へ行き、夜はこうして音として働いている。
ただ、SMクラブだ。
初めは手錠だけとか軽いものだったが、1ヶ月たった今では鞭やロウソクなど「THE SM」みたいなものまでやられている。
そして、俺が自分で信じたくないことは、
発情期じゃないときでも感じるようになってしまったことだ。
***
「……ンッ。音、出すよ。」
こうして、俺の中に精液を出せばそれで5万もらえる。
「江尻さん、俺お風呂はいりたいし、ソープもどう?」
『Rouge』は基本何でもサービスしているらしく、普通のセックスからソープ、中にはキャバクラのような部屋まであるらしい。
ソープなんて、体に泡つけて洗ってやるだけで10万も取れる。
「じゃあお願いしようかな。音の肌は気持ちいいからね。今日も内緒でお小遣いあげちゃおうかな。」
「ん。大好き、江尻さん」
もう気づいてるかもしれないけど、
俺はもう1週間ほどで100万稼いだ。
ここはその辺の風俗とは違って高級らしく、客も金持ちが多くてたくさん出してくれる。
なのに、
なのに俺はこうして働いている。
「あぁ、音。そこ、もう少し擦ってくれるかい?」
「んっ。どう?気持ちイイ?……ァッ」
「いいよ、音。本当にお前は感度がいい。」
「ンッ、ン…。江尻さんっ………チュク……」
ーー俺は完全に雌になったんだ。
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