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「音〜!今週も売り上げ1位だね!綺羅と大差つけてるし!」
綺羅は俺が入る前までNo.1だった風俗嬢だ。
俺が入ってから綺羅の客の3分の1は俺に流れてきたし、
俺は新規の客を何人も付けた。
けど、俺が1位になったからって綺羅や他のキャストはあまり怒らない。
なぜなら俺がΩだから。
生殖脳しかないΩは売れて当たり前だと。
そう思っているそうだ。
「あ!誠さん!」
佐倉が珍しく大声をあげた。
その視線の先にいたのは、なんとも威圧的なオーラで、
ものすごいフェロモンを放った
かなり顔の整った若い男だった。
「おぅ、要。最近調子はどうだ?」
「音が来てからすごくいい感じです!売り上げ右肩上がりですよ!」
「ふぅん。あいつが…」
そして、その男は俺の方へと距離を詰めて来た。
「音!その人は海堂 誠さん。俺らのトップ、社長だ。」
佐倉にそう言われて、なるほど、と思う。
強い誘引フェロモン
完全にαだ。
「音って言うの、君。」
「はい。今日でお世話になって1ヶ月になります。」
「ちょっと、腕見せてもらおうか。」
そう言って、俺も入ったことのないVIP ROOMに引きずり込まれた。
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