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射精して落ち着いた俺は、疑問だらけの頭を整理しようと、海堂さんに話しかけた。
「ねぇ、さっきの。あれどういうこと?
どうして俺は店に出ないの?」
「逆になんで店に出たがる。金なら俺がやる。
それともなんだ?おまえセックスが好きなのか。」
ーー図星である。
元々セックスなんてしたこともなかったし、する気もなかった。
なのに、1度快楽を知ってしまった俺の身体は毎晩刺激を求める。
現にさっきだって俺は1人で事に及ぼうとした。
「心配すんな。俺が満足させてやる。」
「え……?」
「どうなんだ。」
「ん…と、お願いします。」
「とりあえず今日は寝るぞ。疲れた。」
海堂さんは俺を抱きしめて目を瞑った。
正直、海堂さんとのセックスは誰よりも気持ちいいし、
別に文句を言いたいわけじゃない。
ただ、少し怖い。
海堂さんとのセックスは、毎回俺の心を掻き乱す。
だって、あんな優しいセックスされたら、
勘違いしてしまうじゃないか………。
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