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「え、優。ここ?」
「おう!」
ーー帰りたい。
めちゃくちゃ帰りたい。
「ほーら、紫音!早く!20時から予約してんだからな〜?」
ここは俺が働いていた『Rouge』のすぐ近くの居酒屋である。
客なんかと会ってみろ。
俺は、優になんと言い訳すればいい。
***
「いらっしゃいませ〜!お、優くん!今日は美人さん連れてご機嫌そうだね!」
「大将〜!そうでしょ?めっちゃかわいいでしょ?!俺の親友!!」
優とこの居酒屋の大将が話してる間、俺は周りの様子を伺い、顔見知りがいないかを確認する。
「じゃあそこのべっぴんさん。優くんと一緒に奥の個室ね!お通し持って行くから待っててね!」
優が予約してくれてて良かった。
俺は少し安心して、優と酒を飲み交わした。
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