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「セックス依存症ではないでしょうか。」
その言葉は嬉しい言葉でもなんでもないが、
俺の胸にストンと落ちた。
朝起きてすぐに、海堂さんが医者を呼んでくれた。
一応体に異常がないかもちゃんと診てくれて、
症状も一通り話した結果がそうだった。
「それ、治せるんですか?」
「あまり確実性のある治療法はまだ見つかっておりません。カウンセリングや…」
「あぁ、いい。治療法がないなら俺がなんとかする。」
海堂さんはスッと立ち上がり、医者に金を渡して、俺を寝室に連れて行った。
「今日から俺が抱いてやる。」
「でも…。海堂さん疲れていつもすぐ…」
「確かめるために寝てたんだよ。まぁ、疲れてもいたが。おまえを抱く方が疲れが取れる。」
じゃあ行ってくる、そう言って出て行った海堂さんの背中を、見えなくなるまで見つめていた。
さっきの言葉が嬉しくて、
俺は夜をめちゃくちゃ楽しみにした。
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