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「ただいま」
「海堂さん!おかえり!!」
チュッ....チュッ....
「ン…きもちぃ。海堂さん、もっと…」
「あとでな、先シャワー浴びる」
これは最近分かったことなんだけど、
海堂さんは俺が甘えるとその日は優しくしてくれる。
昨日は激しくて疲れてる。
けど、セックス自体はしたい。
そういう時に俺は思いっきり海堂さんに甘える術を得た。
「紫音、おいで」
「うんっ」
バスローブを身につけた海堂さんの胸板に頬を寄せる。
「おまえ、前まで生意気だったのにあざとくなったな。」
「海堂さんはどっちの俺が好き?」
「どっちでも可愛いよ、おまえは」
俺の髪に顔を埋めながら背中を撫でてくれる。
最近海堂さんに『可愛い』と言われるたびに嬉しくて、
こうやって家に閉じ込めて『大切』にしてくれているんだって思うと、
心がぽかぽかとあったかい気持ちになる。
自分の中にある海堂さんへの気持ちが
"like" なのか、
はたまた
"love" なのか、
それは自分にもまだ分からないけど、
『Ωだから恋はしない。』
そう決めた俺にとって、その気持ちは俺の中の何かを変える大事なものだと思った。
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