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「う〜ん……。紫音は海堂さんにどうして欲しいの?」
「どうしてほしい??
…そうだなぁ。仕事大変なのはわかってるし、夜早く帰ってきて欲しいとかそういうのじゃないんだけど、寝るときは抱きしめて欲しいし、もっと話したいし………、
ってこれじゃあ結局早く帰ってきて欲しいと同じだよなぁ。」
「そう言ったらいいじゃん、海堂さんに」
「は?!言えるわけねーだろ?!……………嫌われたくないし」
「じゃあ誘うとか?」
「やだよ…………、盛ってると思われたくない」
「ねぇ、恋する紫音ほんとに可愛いんだけど(笑)」
優は「よしよしいい子だね〜」なんて言って俺の頭を撫でた。
「あ、そうだ!俺から要さんに海堂さんの仕事減らせないか聞いてあげる!」
「要さん??」
「佐倉 要さんだよ、下の名前知らなかった?」
「え?!いつのまに仲良くなってんの?!」
「紫音の話聞いたときはスカウトしたあいつのこと殺してやろうかと思ったくらい嫌いだったんだけど、最近要さん俺に構ってくるんだよね。
紫音も最終的に自分で納得して続けてたみたいだし、俺だけが怒ってるのもな〜と思って許してやった!」
ニコニコと話す優に、
これは今度また話を聞かないとな
とか思いながら、海堂さんの仕事の件をお願いした。
「じゃ、また明日な!
ちょっとは自分でもアクション起こせよ!」
優と別れて、俺は海堂さんの家に帰った。
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