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18歳以上ですか?
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「な………、え………??」
「なんだ」
「か、海堂さんは、10歳下なんか対象外だって…」
「んなこと誰が言った」
「前に佐倉と話してたの聞こえた…」
「それに俺は肯定したか?」
してたような…、していなかったような…。
「まぁ普段ならなしだがな。おまえは別だ。」
「でもっ…」
「嫌ならNoでいいんだ。
もう少し後でもいいと思ったが、先延ばしにしておまえに逃げられると困るからな。」
「俺、男だし……」
「そんなの最初からわかってることだろ」
「そのっ…、いいとこ全然ないし、病気だし……」
「俺はおまえの少し生意気なとこも、俺の前だけは甘えたりするとこも、快楽に素直なところも全部好きだ。
セックス依存症なんて病気だとも思ってない。快楽に素直なおまえの個性だと思ってるし、俺が満足させてやる。
まだ一緒に暮らしてそんな時間は経ってないけど、これからおまえのことたくさん知っていきたいし、一緒の時間を共有したいと思ってる。」
真剣な眼差しが俺を射抜く。
「海堂さん…、俺…………」
俺は……………
「海堂さんとずっと一緒にいたいです…っ」
「あぁ。」
「ほんとに……、俺でいいの……?」
「当たり前だ。受け取ってくれるか?」
俺がコクンと頷くと、
海堂さんは今まで見た中で1番穏やかな顔で
俺の左手を取り、
薬指に指輪を嵌めた。
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