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《番外編》愛しい君に永遠を③
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***
朝8時
あの後なんとか寝付けたが、1時間寝坊をしてしまった。
まぁ海堂さんのご両親が来るのはお昼の13時って言ってたけど、俺にも心の準備ってもんがある。
「か、海堂さん…、変じゃない??」
「変じゃないよ。別にスーツなんて着なくてもいいのに。それもまだ5時間前だぞ?」
「だ!だって!!だらしない男だと思われたくないし!!!」
「おまえは貰われる方なんだから可愛く媚び売ってればいいよ」
「何その言い方!俺ほんとに緊張してるんだから!!」
「ククッ…、ちょっとは気抜けたか?」
「え、あ……、」
どうやら海堂さんはビンビンに緊張している俺の気持ちを少し楽にしてくれたらしい。
「なるようになるから」
何の根拠もない言葉だが、海堂さんが言うと何故か大丈夫なんじゃないかって思った。
ーー12時50分
「は、腹痛い!!」
「トイレ行ってこい」
「ム…無理!俺がトイレ行ってる間に来たらどうするんだよ!!」
ピンポ-ン
とうとう俺の試練の始まりだ…。
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