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《番外編》a LIFE ④
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「お腹痛い……」
次の日の昼、お腹を下した俺はずっとトイレにこもっていて、
そして次の日に妊娠するわけでもないのにわざわざ休みを取って俺につきそう誠さん。
「悪い…、掻き出してなかったから………」
「いいの。赤ちゃん、産むんでしょ?これくらいどうってことないし」
「紫音……っ」
ドア越しに切なそうな誠さんの声が聞こえて、俺は可笑しくて少し笑ってしまった。
それから発情期中の1週間、誠さんは俺の調子がいい日には俺の奥へ種付けするようになった。
発情期が終わった日には「もう俺の中空っぽだわ」と、本当に疲れたのか砕けた口調で話す誠さんが可愛いと思った。
誠さんがそんなに赤ちゃんを欲しいと思ってくれているのが嬉しくて、俺は赤ちゃんができますようにと祈りながらお腹を撫でた。
誠さんとの子供を授かりたい。
誠さんとずっと一緒に暮らしていたい。
誠さんと温かい家庭を作りたい。
スヤスヤと隣で眠る誠さんの唇に何度もキスを落として、
今日もまた誠さんの胸元に頬を寄せ眠りについた。
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