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《番外編》ハネムーン体験記②
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***
そして次の日の朝、
もう俺たちは空港にいて、誠さんが搭乗の手続きしている。
「紫音、行くぞ」
誠さんに腰を引き寄せられ、周りの視線を浴びてしまった俺は恥ずかしくて顔を俯かせた。
ーーー
「わぁ〜〜!!飛行機!!!すご!!!!」
初めて飛行機に乗る俺は興奮気味に窓に張り付いた。
もう街があんなに小さい。
あんなに大きいと思っていたビルやマンションも、この高さから見るとミニチュアのようだ。
「紫音、楽しいか?」
「ぁっ…// もう、誠さん!こんなとこまで盛らないでください!!」
「いいじゃないか。おまえとこうするために此処を確保したんだ」
誠さんは俺の耳に舌を入れながらチュクチュクと水音を鳴らす。
誠さんはファーストクラス、それも個室タイプの場所を取ってくれて、まあこうして2人きりな訳だけど…。
「ヒァァ……っ/// もう!誠さんダメ!」
「耳に息ふきかけただけなのに敏感だな。もっと虐めたくなる。」
「バカ!もっと景色見せて………って、わぁ!!雲だ!!!」
いつの間にかだいぶ上空まで来てしまったようだ。
窓に張り付く俺に空の旅を満喫させる気になったのか、誠さんは一つ息を吐いて俺の隣で眠り出した。
モルディブまでは1度シンガポールの空港に降りて、飛行機を乗り換えなければならないらしい。
そしてシンガポールまでは7時間。
俺も少し睡眠をとろうと、誠さんの肩に頭を乗せて眠った。
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