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《番外編》ハネムーン体験記⑦
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「ぃっ……たぁ」
昨日の情事による腰の痛みで目が覚めた。
隣には背を向ける裸の誠さん。
俺の体は綺麗にされていて、誠さんの大きめのTシャツを着せられていた。
にしても、やっぱり誠さんの体って綺麗だな…。
背中の筋肉のつき方もすごく綺麗だ。
ペタペタと誠さんの背中を触っていると、誠さんがもぞっと寝返りを打ってこちらを向いた。
「ん……、ど…した紫音」
寝起きで少し舌ったらずな誠さんがレアで、俺はクスクスと笑いながら誠さんの胸に耳を当てた。
誠さんの胸の音は本当に落ち着く。
「そろそろ起きないとスノーケリング間に合わないな。紫音、起きられるか?」
「はい!……………ぃ…ったぁ」
誠さんに促されて動き出そうと腰をあげるとビリリッと激痛が走った。
「悪い、昨日ヤリすぎたな。今日はスノーケリングやめておくか?」
「やだ!!したいです!!!」
俺はズキズキと痛む腰に鞭打って、ベッドから起き上がってキッチンに向かった。
コテージにある冷蔵庫から卵を2つとベーコンを取り出し、フライパンに割り落とす。
その間にトースターに食パンを入れて、コップにインスタントのコーヒーを入れ、もう一つのコンロで湯を沸かした。
コテージのキッチンは、日本の俺たちの家と同じような作りになっていて、とても使いやすかった。
「誠さん、朝ごはんできましたよ」
「あぁ、ありがとう。いただきます」
誠さんの向かい側に俺も腰を下ろして、パンにベーコンエッグを乗せて口に入れた。
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