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《番外編》ハネムーン体験記⑳
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***
「ん………」
いつの間にか眠っていたようだ。
砂浜にタオルを敷き横になる俺たちは、もう沈みかけている夕焼けの光でオレンジ色に照らされていた。
誠さんは疲れているのかぐっすりと眠っている。
俺はなんでここで寝ていたかな、と記憶を遡った。
「あ…………」
そうだ。溜まっていた誠さんを抜くとか言って奉仕したんだった…。
しかも俺、スゲェこと言ったような言ってないような……
風俗で客にサービスしているときの癖だ。
あの時の俺は色々諦めて、快感を与えられることだけに縋っていた。
それ故にああやって煽ることを言って、客に愛撫してもらえることにひどく快感を得ていたのだ。
それをまさか無意識に愛しい旦那様にしてしまうとは……。
こんなことバレたら怒られるなぁと苦笑しながら、誠さんにタオルをかけ、パーカーを羽織った。
「誠さん、許してくださいね?もう俺、あなたしか見えてませんから。」
スースーと寝息を立てる誠さんの額にキスして、海を眺めた。
水平線に沈んでいく夕焼けは眩しく、そしてとても美しかった。
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